時間管理の意識改革で、従業員の自主性が大きく向上
水戸市を拠点に、お米と野菜の生産・販売を手がける有限会社照沼農園では、農福連携による雇用促進を積極的に進める中で、従業員の勤怠管理の効率化を図るためiTimeを導入しました。同社では従来、手書きによるカレンダー管理を行っていましたが,iTimeの導入により、時間管理の意識向上と業務効率化を実現しています。今回は、代表取締役の照沼洋平様に、iTimeの導入効果についてお話を伺いました。
用途:勤怠管理、有給休暇管理
課題:手書きによる自己申告制の勤怠管理、従業員の時間管理意識の向上
効果:半日程度の管理工数削減、従業員の時間意識改革を実現
【今回お話を伺った方】
・代表取締役:照沼洋平様
事業内容と照沼様の役割について教えてください
照沼様:当社は水戸市と石垣島で稲作と野菜の栽培を行っています。水田面積は合計15ヘクタールで、石垣島では2期作も実施しています。また、水耕栽培では40アールの規模でベビーリーフなどの野菜を生産しています。私は全般的な経営管理を担当していますが、特に稲作部門がメインの業務となっています。
iTimes導入のきっかけは何ですか
照沼様:農福連携の取り組みを進める中で、従業員の方々により時間を意識してもらいたいという思いがありました。アプリシエイト社とは農福連携システムの開発でご縁があり、その中でiTimeをご紹介いただきました。従業員の勤務時間をより正確に把握し、適切な労務管理を行いたいと考えたのが導入のきっかけです。
導入前にはどのような課題を抱えていらっしゃいましたか
照沼様:以前は手書きのカレンダーに自己申告で記入する形式で管理していました。実際の勤務時間の把握が曖昧で、働いた時間を正確に可視化することができませんでした。特に農作業は天候などにより開始時間が変動することも多く、その管理が課題でした。
iTime導入後、どのような変化がありましたか
照沼様:従業員の時間に対する意識が大きく変わりました。アラーム機能を活用することで、定時での業務開始・終了の習慣が定着してきました。また、自分たちがどれだけ働いているかが数字として見えるようになり、「これだけ働いた」ということを上司に示せるようになったことで、モチベーション向上にもつながっています。
普段の業務での使い方について教えてください
照沼様:従業員の方々はスマートフォンでの打刻を基本としています。私は主にパソコンで勤務時間の確認を行っています。シンプルな操作性なので、特に戸惑うこともなく導入することができました。
iTimeをどの様な人におすすめしたいですか
照沼様:個人事業主の方を含め、すべての企業にお勧めしたいですね。特に農業分野では、従業員の勤務時間管理に課題を感じている方も多いと思います。使い方がシンプルで分かりやすいのが良いところです。
最後に、今後iTimeを使ってやりたいことを教えてください
照沼様:今後は生産性向上のための活用を考えています。例えば、作物の収穫にかかる時間の管理や、農作業と配達業務の時間配分の分析などに活用できればと考えています。具体的には、QRコードを活用した作業記録や、作業ごとの所要時間の分析などができれば、より効率的な業務改善につながるのではないかと期待しています。
― インタビューへのご協力、ありがとうございました。引き続き、iTime・株式会社アプリシエイトをよろしくお願いいたします。
社名:有限会社照沼農園 事業内容:米と野菜の生産・販売(水田事業:15ヘクタール、野菜事業:水耕栽培40アール) 設立:平成15年9月(法人設立:平成18年3月15日) 従業員数:正社員4名、パート3名、作業委託15名 本社所在地:茨城県水戸市元石川町2724-1 HP:https://www.terunumanouen.com/ |