GPSで直行直帰に対応、建設現場の働き方が変わりました
創業70年以上の歴史を持つ松尾建設株式会社では、全従業員が直行直帰を基本とする独自の働き方を実践しています。茨城県稲敷郡阿見町を拠点に土木工事を手がける同社は、2年前からiTimeを導入。GPSを活用した打刻機能により、従来の出勤簿管理やExcel入力による煩雑な労務管理から脱却し、月あたり2-3日分の業務効率化を実現しました。「チーム松尾建設」として働きやすい環境づくりを目指す同社では、若手からベテランまで全社員がスマートフォンでの打刻を活用。現場で教え合う文化も生まれています。今回は、管理部長の河辺朗子様に、iTimeの導入効果についてお話を伺いました。
用途:勤怠管理、工数管理
課題:直行直帰制での勤務確認、複数のExcelへの手入力による人的ミス
効果:月2-3日分の工数削減、GPSによる正確な勤務管理、有給休暇取得の促進
【今回お話を伺った方】
・管理部長:河辺朗子様
事業内容と河辺様の役割について教えてください
河辺様:総務部に所属し、管理部長として労務管理と人事を主に担当しています。当社は主に土木工事を手がけており、従業員は直行直帰を基本としています。
iTimes導入のきっかけは何ですか
河辺様:建設業界全体で労務管理の重要性が高まる中、常陽銀行様からご紹介いただきました。特に決め手となったのは、アプリシエイトが県内企業であることでした。何かあった時にすぐに相談できる安心感があります。また、3社を比較検討した中で、使い勝手の良さとコストパフォーマンスの高さが際立っていました。
導入前にはどのような課題を抱えていらっしゃいましたか
河辺様:最大の課題は、直行直帰を前提とした勤務体制での労務管理でした。事務方としては複数のExcelへの手入力作業が必要で、人的ミスも発生しがちでした。また、現場で実際に作業しているかどうかの確認も課題でした。
iTime導入後、どのような変化がありましたか
河辺様:GPSを活用した打刻機能により、作業場所の確認が容易になりました。また、アラート機能のおかげで残業時間が減少し、有給休暇の取得も促進されました。工事台帳との連携も実現し、給与計算システムとの連動で大幅な効率化を図ることができました。
さらに、若手からベテランまで、スマートフォンでの操作にもスムーズに対応できました。現場内で教え合う文化が生まれ、導入がスムーズに進んだのは想定以上でした。
普段の業務での使い方について教えてください
河辺様:従業員はスマートフォンで現場での打刻を行い、併せて業務日報としても活用しています。以前は手書きやExcelでの入力が必要だった日報が、iTimeの入力だけで済むようになりました。特に週休2日制工事が増える中、休日出勤の管理なども容易になっています。
iTimeをどの様な人におすすめしたいですか
河辺様:
特に当社のように人数が少ない会社にお勧めです。一人が多くの業務を担当する中小企業では、iTimeによって業務が凝縮され、効率的な労務管理が可能になります。実際、当社では月あたり2-3日分の工数削減を実現できました。
最後に、今後iTimeを使ってやりたいことを教えてください
河辺様:給与明細の電子化を検討しています。また、採用面接で最近感じるのは、仕事もプライベートも充実させたいという方が増えていることです。ベテラン社員も、以前は仕事の話ばかりでしたが、最近はプライベートの話も増えてきました。iTimeを通じて働き方を可視化することで、より良いワークライフバランスを実現するツールとして活用していきたいと考えています。
― インタビューへのご協力、ありがとうございました。引き続き、iTime・株式会社アプリシエイトをよろしくお願いいたします。
社名:松尾建設株式会社 事業内容:土木工事、建築工事、舗装工事など 設立:昭和29年4月30日 従業員数:16名 本社所在地:茨城県稲敷郡阿見町実穀1333番地 URL:https://matsuo-kensetsu.co.jp/ |