残業時間を3割削減し、業務効率化を実現しました

茨城県那珂郡東海村に拠点を置く山﨑工業株式会社では、iTimeの導入により残業時間の大幅削減と勤怠管理の効率化を実現しました。金属製品類や産業用機器などの製造を手がける同社では、多品種少量生産と短納期に対応する中で、従業員数が10年で50人増加し、経理・人事・総務部門の負担が増大していました。金融機関出身の経営幹部がiTimeを導入したことで、作業効率の向上と従業員の意識改革につながっています。今回は、同社の経営管理を担当する生田目様に、iTimeの導入効果についてお話を伺いました。

 

用途:勤怠管理、有給休暇管理、iMeisai(Web給与明細サービス)

課題:タイムカードの打刻漏れや集計ミス、技能実習生を含む従業員の勤務時間管理

効果:残業時間を約三割削減、月2-3日かかっていた集計作業が約半分に短縮

【今回お話を伺った方】

・総務部部長: 生田目均様
・総務部:松井様

 

事業内容と生田目様の役割について教えてください

生田目様:当社は製造業で、ワンストップで受付から販売まで全てを自社で行うことが強みです。半導体やインフラ設備、産業用機械の製造、防衛省向けの装備品など、多岐にわたる製品を扱っています。大量生産はせず、一つ一つを丁寧に作り上げ「断らない」をモットーにしています。

私は金融機関出身で2年前に、会社が急成長する中での経理・人事・総務部門の体制強化のために招かれました。

 

iTime導入のきっかけは何ですか

生田目様:一昨年の8月に導入しました。きっかけは前職の金融機関で顧客に勧めていた経験があり、こちらに来てタイムカードでの管理に苦労している状況を見たことです。特に、コロナ禍で体調不良者が出る中、担当者が夜なべして作業するのを見て「これはかわいそうだ」と思いました。

当時は、生産性の上がりにくい間接部門に人を増やすという考え方がなく、事業拡大で従業員が10年で50人も増えたにもかかわらず、経理・人事・総務は増員しなかったのを課題に感じていました。

 

導入前にはどのような課題を抱えていらっしゃいましたか

松井様:タイムカードでは打刻漏れや間違いがあっても、すぐに修正ができませんでした。最終的に手作業で計算して集計するのが大変でした。特に、技能実習生が19名いて、給与明細を渡すと必ず数名から「時間が違う」というクレームが出ていました。何度も確認していたのですが、それでもミスが起きていたのです。

また、給与計算のデータを給与システムに入力する作業も手間でした。当時は80名ほどの従業員がいましたが、集計に2〜3日かかっていました。

 

iTime導入後、どのような変化がありましたか

生田目様:最も大きな変化は、残業が約三割削減されたことです。以前は労働基準監督署に申請している36協定の上限である42時間を超える社員がいましたが、今は、勤務時間をリアルタイムで確認できるようになり、「残業が増えている」と中間段階で指導できるようになりました。

また、データを「弥生」の給与ソフトに直接連携できるようになり、入力作業が約1/10になりました。技能実習生からのクレームも一切なくなり、さらに、iMeisai(給与明細電子化サービス)も導入し、スマホで給与明細が確認できるようになりました。

 

普段の業務での使い方について教えてください

生田目様:勤怠管理が主な用途です。特に部署ごとの責任者3人ほどに管理権限を与え、残業時間が黄色になったら注意、赤になったら厳重注意というように可視化しています。

また、残業が減ったことで「生活残業」になっていた社員には、一人二役、三役ができるよう別の部署の仕事を教えるなど、スキルアップの機会を提供しています。休みやすい環境づくりにも役立っています。

 

iTimeをどの様な人におすすめしたいですか

生田目様:タイムカードは打刻漏れや打刻ミスが避けられないので、特に私たちのような製造業で、タイムカードを使っている企業には強くお勧めします。

いいものなので、皆さんに使ってほしいのですが、企業文化に合わせた導入の仕方が重要です。経営層の方などで「今までできていたのに、なぜ費用をかけるのか」と考えることもあるかもしれませんが、実際に導入すると大きなメリットを実感できます。

 

最後に、今後iTimeを使ってやりたいことを教えてください

生田目様:社員とのコミュニケーションを図れる機能があるといいですね。現在、私は全社員と年2回面談しているのですが、一方的な意見の押し付けではなく、社員の声を汲み取りながら信頼関係を構築していきたいと考えています。iMeisaiも利用しています。社員からのフィードバックを得られるようになるといいと思います。


「リアルタイムでのデータ取得が可能になり、業務効率が向上した」と、山﨑勇人社長

 

― インタビューへのご協力、ありがとうございました。引き続き、iTime・株式会社アプリシエイトをよろしくお願いいたします。

 

 

社名:山﨑工業株式会社
事業内容:金属製品類・産業用機器類・防衛用装備品類の製作及び設計
設立:昭和60年11月25日(創業:昭和45年6月20日)
従業員数:90名(うち技能実習生19名)
本社所在地:茨城県那珂郡東海村舟石川636-4
URL:http://ykcl.co.jp/

 

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